キジっコと、朝からかくれんぼ。:山形の植物・園芸
山形の植物・園芸 |
キジっコと、朝からかくれんぼ。
2011.04.18:Copyright (C) やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
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春本番となり、明けるのも早くなっているので、その分早く出たりもするのである。
サマータイム制度などという、四角く洒落たモノではない。
要は、臨機応変・・・季節とかその日の条件に拠って変えるのである。
その様な訳で、今朝は少し早く家を出て、いつもの散歩コースから外れて、
野原にやって来たら、オスのキジが、元気に「ケン・ケーン!」と鳴き始めた。
キジは、人間や犬などに対して、とても警戒心が強く、且つ狡猾である。
桃太郎など昔話の時代から、ずっと人里に住んでいる。
獲って喰っては、とても美味しい野鳥なのに、それでも尚、人と共存している。
個人的には「ヤマドリ」の方が好きではあるが、キジ飯とか、キジ鍋はもちろん、
カシスやフランボワ―ズなどベリー系ソースで食べるローストは
ブルゴーニュ系の軽めの赤ワインや、スパークリング・ロゼとの相性はバッチリで、
そのワイナリーを表す、デザインっぽいマークはじめ、伝統的なエンブレムなども、
キジの姿を採用しているところが多いのも、頷ける。
しかも、日本の「国鳥」に指定され、さらに、サイボーグの如くデフォルメされた姿は、
日本銀行券である一万円札の絵柄にも採用されている。
・・・・・・これを狡猾と言わずに、何と言えば良いのだろうか?
っという事で、
犬っ子達をしばし棒杭に繋ぎ、カメラを持って、キジに気付かれない様に近づく。
「近づく・・・」と簡単に書いたが、藪とか、体を隠すものがあれば良いのだが、
野原なので「匍匐前進」である。傍から見れば、全くの<呆け者>である。
キジはキジで、すでに異変に気付いており、頭を低くして遠ざかっていく。
遠ざかるという臆病さと、そんな最中にも餌を啄む余裕、
それに何時でも飛んで逃げられるシタタカさを併せ持っている。なんと狡猾な!
ま、キジという忍者っぽい題材から「隠し絵」っぽく面白く撮れた気がする。(↑↑↑上の画像)
(↓↓↓こっちは、割とフツー;)