桜切るバカ、梅切らぬバカ。(!?):山形の植物・園芸

山形の植物・園芸
桜切るバカ、梅切らぬバカ。(!?)


視界150m程の霧の朝になった。朝霧は晴れというが、見上げると青空が透けて見える。割と老いた梅の木に薄っすらと霜が付いていたが、その新芽は小さくとも強い生命感が内包されている様に見える。(日の出時刻 06:52の15分程前頃)

「桜切るバカ、梅切らぬバカ。」という言葉を聞くが、この梅はどうなんだろう???  まっ、いいかぁ…。

一月も半ばを過ぎると、特に果樹農家さんがソワソワし出す。
果樹の剪定作業が徐々に始るからだ。

特に、この一両日の様に気温が春並みに高い日があると、新芽が動き出してしまい、後々の実入りに影響するらしい。また、足元に例えば50cmの積雪があれば、背がその分の50cm高くなるんで、その分だけ楽ちんだ・・・との記憶が。
そう言えば、スキーショップを営む知人が話していた事だが、実は、農家さんが最近スノーシュー(西洋カンジキ)をよく注文していくんで、みんなで遊びにでも行くのかなと思ったら、雪を掻き分けて果樹畑を見回ったり、剪定したりする時に使うんだ・・・との事。

当地を「くだもの王国やまがた」とか「地酒やワインの産地」とか「酒の文化、ワインの文化」とか宣伝し、その周辺情報も以前よりは多くなってはいるものの、実は・・・そのベースには、農家さん達の、積雪のある時期からの地道な剪定作業はじめ、果樹という生命体への思いやり、さらには、その果実を狙う鳥や獣たちとの攻防戦といった、日々の営みがある。

そんなこんなのお蔭様で、ようやっとの事で、美味しいフルーツやワインに「ありつけてる」訳なんですねぇ。はい。
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