▼こんにちは、「カモシカ」さん。
午後一番に米沢でのオシゴトがあったので、
山形からの移動途中でのランチとあいなった。
昨日までは出張先で外食続きだったので、
今日はカミさんの作ってくれた玄米5分突き「わっぱ飯弁当」だ。
車が行き交う13号線から2〜300m脇に逸れたところに
静かなスポットがあるので、車を止めて食べ始める。
バックミラーにちらりと影が動いた。
ん? と振り向くと、「カモシカ」さんじゃないですかぁ〜。
こういう場合は「慌てない×慌てない」。
手にしていたお弁当箱を助手席にゆっくり置き、おもむろにカメラを取り出す。
「急」とか「突」とかが付く動作は禁物だ。
それでいて、「静かに」「早く」「スムース」な動きが必要だ。
私の未熟な所作のせいで驚かせてしまっては、
「カモシカ」さんに申し訳ないし、写真だって撮れない。
角も短めだし、体格もやや小ぶりだし、まだ白い毛も混ざるし。
顔つきや目はとても無垢で優しい。
おそらくは、ごく若い女の子だろうと思うが。。。
ところで、
「もののけ姫」に出てきたあの神様の姿は、確かに「カモシカ」がモデルだと思うし、
また、東日本(特に東北地方)の「獅子舞」の「獅子」の姿は、
ライオンではなく「カモシカ」がモデルになっているのが多いと聞く。
なんでも、
当時の日本人は「獅子(ライオン)」という動物は見た事もなかったので、
いろいろ想像しつつも、身近な大型動物である「カモシカ」を
モデルにせざるを得なかったそうな。その時代の目線に立って考えれば、素直に肯ける。
ちなみに、その角は「ヤマドリの尾羽」が使われているのが多い。
「カモシカ」には、ある種の神性が宿っているのかも知れない。
→画像[ ]
2010.05.28:shidareo

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