▼どんでん平ゆり園 きぼうの桜
※ 現在、どんでん平ゆり園は公園として開放中です。
令和2年10月31日、未来への大きな夢と想いの込められた素敵な桜がどんでん平ゆり園に植樹されました。
その名は「きぼうの桜」
2008年、日本を代表する巨桜の種が地域の少年少女らの手で集められ、同年11月、宇宙へと旅立ちました。
種は、スペースシャトル・エンデバー号に乗って国際宇宙ステーションに届けられ、日本実験棟「きぼう」に8ヶ月半保管された後、2009年7月、若田光一宇宙飛行士とともに地上に帰還します。
集められた種のひとつ、日本最古の2千年の樹齢を誇る山高神代桜(山梨県北杜市)の種は約120粒が宇宙飛行しましたが地球へ帰還後、無事発芽し「宇宙桜」として育ったのは僅か2粒でした。
その「宇宙桜」、実った種から命をつむぎ大切に育てた稀少な北杜市の至宝「宇宙桜2世」が「きぼうの桜」として飯豊町に贈呈されました。
飯豊町は、この名桜を未来への大きな遺産とするとともに、人と人の縁をつむぐ「縁結びの桜」として、大切に子孫へ受け継いでいきます。
植樹された「きぼうの桜」
令和2年10月31日 「植樹式」
きぼうの桜の根元に大切に埋められる「紲石」(きずないし)
美しい地球と同じ瑠璃色のこの石にこどもたちひとりひとりが石に触れて未来への願いを込めました。
飯豊町 後藤町長
人と人をつなぎ、喜びと悲しみを見守ってくれるこの桜の樹の下で未来に大きな希望を抱いてほしいとのご挨拶をいただきました。
一般財団法人ワンアース 長谷川代表理事
飯豊町民歌と山梨県北杜市の市民歌の作詞を手掛けた村田さちこ氏が、宇宙桜の合唱曲「きぼうの桜」を作詞されたというご縁があり、宇宙桜である「きぼうの桜」が飯豊町への贈呈と植樹に繋がった経緯をお話してくださいました。
紲石(きずないし)とともに未来へ想いを紡いでほしいとのご挨拶をいただきました。
飯豊町立第一小学校の6年生のみなさんがひとりひとり紲石(きずないし)に込めてくれた未来への想いを発表してくださいました。
紲石(きずないし)を埋めます。
「きぼうの桜」植樹
「きぼうの桜」記念プレートの除幕
こどもたちとコラール・ド・めざみのみなさんに合唱を披露していただきました。
歌の名は「きぼうの桜」
最後に空に向かって記念撮影。
桜の周りにはハート型にツツジが植栽されました。
全国各地に植樹されているきぼうの桜たちといっしょに、ハートの先は桜の原木のある山梨県北杜市の方向を向いています。
一般財団法人ワンアース ←きぼうの桜計画の概要はこちらをクリック
2020.11.06:donden
→トップへ
(C)山形の植物・園芸
powered by samidare
system by community media (Free CMS)