勝天14 『雪上で蹴球合戦』:山形の歴史・伝統

山形の歴史・伝統
勝天14 『雪上で蹴球合戦』


兼続 「お屋形様。早馬でございます。」

景勝 「何の知らせじゃ。」

兼続 「本日、小野川温泉で行われた雪上蹴球合戦でございます。」

景勝 「うむ。して、どこが勝ったのじゃ。」

兼続 「優勝は、米沢市役所サッカー部でございます。」

景勝 「ほほぉ。よくもまぁ、雪の上でがんばったものじゃ。」

兼続 「しかも、このチームは、全員女性で闘ったりもしたそうでございます。」

景勝 「おなごが蹴球とは。なでしこジャパンじゃな。」

兼続 「実は、この戦、小町杯と呼ばれております。」

景勝 「なぜ小町じゃ。」

兼続 「そもそも小野川温泉を発見したのが、小野小町なのですが、このサッカー大会では必ず女性を1名選手にしなければならないそうでございます。」

景勝 「しかし、女性と男性が混合では大変じゃろう。」

兼続 「そこでですな。おなごが得点すると2点入るのでございます。しかも、おなごへのチャージは、即ファウルとなり、なかなか気を使うそうでございます。」

景勝 「そこで、おなごを多く参加させ、相手の力を封じようというのだな。」

兼続 「左様でございます。」

景勝 「なかなかの作戦じゃ。市役所にもおぬしに負けない軍師がおるのじゃろうて。」


写真は、キーパーが女性のシュートを防いでいるシーンです。

男女なかよく雪上サッカー。

基本ルールは、フットサルです。

興味のあるチームの方は、ぜひ来年ご参加ください。
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