コレクション展〜米沢藩のお抱え絵師〜開催中:山形の歴史・伝統

山形の歴史・伝統
コレクション展〜米沢藩のお抱え絵師〜開催中



ただいま米沢市上杉博物館コレクション展にて『米沢藩のお抱え絵師−目賀多家−を開催しています。
今回は、「目賀多家粉本 上杉本洛中洛外図屏風写」を紹介いたします。
狩野派の教育方針は「臨写を以て始め臨写を以て終る」というもの。師匠や先人の残した手本をもとにした徹底的な模写教育がなされました。模写は筆遣いを学ぶには大変有効な教育法であり、このような学習過程においてなくてはならないのが「粉本」と呼ばれるものです。「粉本」は絵画制作における手本、下絵、模写等の総称で、狩野派においては非常に重要視されました。
目賀多家にも数多くの粉本が伝わっております。これはその内のひとつです。当館所蔵の狩野永徳筆、上杉家伝来「洛中洛外図屏風」を目賀多の絵師が模写したものです。線描のみですが原本に忠実に写し取られています。古画学習の一環ともとれますが、絵師たちもこの屏風を目にする機会があったことがわかり、非常に興味深いものです。(展示解説を基に作成)

なお、2月13日(土)ギャラリートークがあります(要コレクション展入場料)。コレクション展示室内にて14時より当館学芸員による展示解説を行いますので『コレクション展をもっとよく知りたい!』という方、ぜひご参加ください。
また、2月13日(土)・14日(日)は第33回上杉雪灯篭まつりが開催されます。今年は比較的雪が多いので美しい雪灯篭の灯りが目の前いっぱいに広がると思います(*'▽'*)わぁ♪
上杉博物館もこの2日間は19時まで開館延長いたします。(入館は18時30分まで)
当館は、上杉雪灯篭まつり開催地の目の前に位置していますので、お近くにお立ち寄りの際はぜひ見にいらしてください。


コレクション展『米沢藩のお抱え絵師−目賀多家−』
 【会 期】〜3月7日(日) 
 【休館日】毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
 【入館料】一 般   200円(160円)        
        高・大学生 100円( 80円)
        小・中学生  50円( 40円)
 ※( )内20名以上の団体料金

【お問い合わせ】米沢市上杉博物館 0238−26−8001 
2010.02.03:Copyright (C) 伝国の杜 情報BLOG
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