ムラサキシキブ:秋〜初冬まで目を楽しませてくれる。:山形の歴史・伝統
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なかなか稲刈りが進まなく、ある農家の方なんかはけっこうイラついている感じを受けた。
(っつーか、私が声をかけたからなのかな???)
土手に目をやると、綺麗なムラサキ色した小さな実がたくさんあった。
ご存知の通り、「ムラサキシキブ」である。
なかなか印象に残る粋な名の草木なので、忘れっぽい私でも一回で覚えた。
山野遊びでは、秋口〜初冬まで目を楽しませてくれるので嬉しい。
でも、家で活けるのがなかなか難しい実でもある。
色や粒々がとても綺麗なのだから、
そんなにこだわらずに簡単に活ければ良いのだろうが、
私にとっては、本当に・・・難しい。
この色味と粒立ちが綺麗過ぎて、私の家の中での「活ける場所」というか、
「素地」というか「背景」が、てんで見つからないのだ。
だから、手折りせずに、山野にあるそのままを眺めて楽しむ。
「花は、野に在る様に(利休)」・・・である。
もしかすると、
未来を飾る「華」は、「野に在る」のかも知れない。。。