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山形の歴史・伝統 |
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2011.02.22:Copyright (C) 伝国の杜 情報BLOG
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今回は、前半が「交響曲第21番イ長調」、後半がかの有名な歌劇「魔笛」(ハイライト版・演奏会形式)です。
当日は、あれほど悩まされた雪が嘘のような快晴に恵まれ、会場にはたくさんのお客様が来て下さいました(*^▽^*)。
まずは指揮者・飯森範親さんのプレトークから始まり、交響曲第21番が華々しく演奏されました。山響の女性楽団員のみなさんは、アマデウス演奏会の際には、いつも色とりどりのドレスを着て演奏されます。そのために、いつものホールもどこか異国の舞踏会のような華やかさで包まれました。
モーツァルトが16歳のときに作曲されたこの交響曲は、その年齢から想像される少年らしさとは裏腹に、どこか官能的に(?!)さえ聴こえる、感情の幅のふくよかな曲。といったことも、飯森さんがプレトークでお話ししてくださったので、聴きながら「ナルホド」と思われた方もいらしたのではないでしょうか。
休憩をはさんで、後半は「魔笛」。
今回は、通常のオペラ公演とは異なり、舞台装置などの演劇上の演出をせず、舞台上でオーケストラとソリストが演奏する「演奏会形式」による上演でした。
各シーンで飯森さんのナレーションが入り、どんな場面でこのアリアが歌われるのかを、想像しながら聴くことができ、各キャストも活き活きとした歌声を披露して下さいました。
やはり圧巻は、「夜の女王のアリア」!超高音域で声を転がすようなあの難曲を歌い上げる安井陽子さんは素晴しい存在感でした。まさに超絶技巧・・!
安井さんのアリア直後の会場は、水を打ったように静まり、その後物凄い拍手・拍手・拍手!
お客様全員が感激に胸を打たれた瞬間でした。
誠実で勇敢なタミーノ、可憐なパミーナ、コミカルなパパゲーノ、威厳溢れるザラストロ。
舞台装置はないけれど、その情景が誰の目にも自然と浮かび上がるような、それは見事な歌声と演技。
改めて、オペラとは何と豊かなものだろうと感じさせてくれました。
内容の濃い2時間はあっという間で、終演後もお客様の興奮は冷めやらず。
飯森さんは、新幹線の時間までのわずかな時間も惜しまず、CD購入のお客様ひとりひとりにサインをして下さいました。
パワフルな演奏の他、こういったきめ細やかなサービス精神が飯森さんの凄いところでもありますね♪(。^人^。)。
小学生から80代の方まで、遠くは富山(!)から来て下さった方もいらしたようで、皆様本当に有難うございました。
今回のアンケートは、「本物のオペラが見てみたくなった」「勉強になりました」「もっと知りたくなった」など、特に70代、80代の方から、熱いメッセージがたくさん寄せられました。皆さんの旺盛な好奇心は、私達スタッフにとってもとても励みになります。
山形のクラシックファン・オペラファンが、これでまた増えてくれればと思います。音楽は本当に幅広く奥深いものですね:*::*:・。
飯森さん、山響さん、これからもお体に気をつけて沢山の方に感動を届けて下さい!