第30回山寺芭蕉記念館文化セミナー報告:山形の歴史・伝統
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第30回文化セミナーが開催されました。
10月7日(土)
「天明文化の東西―蕪村と蔦重―」をテーマに、市民文化が開花した江戸天明年間の与謝蕪村や蔦谷重三郎とその周辺の人物について山本陽史 氏(山形大学学術研究院教授)よりお話をいただきました。その時代の市民の逞しさを感じるとともに、版本や浮世絵などに触れることもでき、大いに盛り上がりました。
次回は、10月21日(土)の開催です。
10月21日(土)
「『おくのほそ道』〈最上川〉の条を読む −〈褻〉と〈晴〉の視点より−」をテーマに、復本一郎 氏(神奈川大学名誉教授・国文学者)よりお話をいただきました。有名な最上川あつめて…の句は、「早し」か「涼し」か、褻と晴の視点より考察しました。質問も飛び交い活発な質疑が交わされました。
10月28日(土)
「坂本龍馬の史実と受容 −歴史上の人物はコンテンツ文化とどう関わるか−」をテーマに、石川忠司 氏(東北芸術工科大学文芸学科教授・文芸評論家)よりお話をいただきました。歴史上の人物が受容され続ける何故?に迫り、盛り上がりました。