蔵王の樹氷…とまでは行かないけど。:ヤマガタンAnnex|山形のスポーツ
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蔵王の樹氷…とまでは行かないけど。
2011.01.09:Copyright (C) やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
恐ろしげな言い伝え(・_・;)
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雪の小休止日だった昨日でさえ、山は輪カンジキ履いても膝まであったので、
こんな日は、とても歩けたものじゃない。それに家の周りの雪カキもしなきゃならん。
っという事で、犬っ子達との山散歩はオアズケとし、いつものコースを散歩する事にした。
ところが、いつもの散歩コースとは言え、この雪でどうも景色が違って見えるのだ。
その辺の雑木にも厚く着雪して、蔵王の樹氷とまでは行かないけど、
そんな雰囲気を醸し出す景色に一変していたからだ。
実は、昨晩の23時頃に雷が鳴って雨が降ったらしい。
らしい・・・、というのは、カミさんから教えられて初めて知った事だからだ。
(私はすでに眠っていて、全然知らなんだ;)
「正月、カミナリ、鎌要らず」 とか 「寒(カン)、カミナリ、鎌要らず」という言い伝えがある。
私の場合、田畑から切り離されてしまって既に4世代も経ってしまっているので、
近年になって知ったコトバなのだが、、こんな時期に、カミナリが鳴る年は不作となるので、
収穫のための鎌が要らない、という事の様だ。
ま、品種改良とか機械化、ハウス栽培などがあまり進んでいなかった昔のハナシだろうが、
当地の農業にとっては、今も昔もあまり好ましくはない様である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
散歩の後、朝食をとっていたら、携帯に電話が入り、
「今から山を見に行くから、一緒に来ないか?」との事。
こんな雪が降りしきる中での、急斜面での重く深い雪のラッセルを考えて一瞬迷ったが、
今日は単独行でもないし、全員が無線装備でもあるし、馴染みのメンバーでもあるし、
地形もそれなりに分かっている山でもあるので、了解した。
10時半頃に山裾にある駐車場に集合し、装備や服装を整えて、
ラッセルを交代しつつ山に分け入り、途中から散開して、
周囲の状況や現在地などを無線で連絡をとりながら、それぞれの担当箇所を見て回る。
雪は小康状態だがガスっており、杉林の中は比較的歩き易いのだが、雑木(柴))の急斜面の登りなどでは、輪カンジキを履いても今日は太ももまで雪に埋まったりする。
腰を超え出すと四つん這いでも直登はムリなので、ジグザグに進む。
なんてバカな事をやっているんだろう?・・・なーんて、思ったりもしないではないが、
こんなバカな事をやれる事が許されている人生の一時もあるんだぁ・・・、なーんて、
妙に感心してみたりしている自分がいたりもする。
登り下りで、計3時間の雪中行軍ではあったが、無事帰宅。
今日の一番の収穫は、心地よい疲労感と、悪条件の中での協働というものがもたらす
人同士の原初的な信頼感の増幅の様なもの(???)・・・かも知れない。