薬の豆知識:山辺専攻科一期生
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薬の豆知識
2006.12.31:Copyright (C) SA-YU favorite diary
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最近耳にする事も多くなったと思いますが、
「ジェネリック医薬品」について書きたいと思います。
<ジェネリック医薬品> 別名:後発医薬品
※ジェネリック・・・「一般的な」「普及した」の意味。
●先発品の特許が切れた後で、他のメーカーが作った先発薬と同じ薬のこと。
(もちろん効果についても保障されています。→国の認可を受けるための試験に合格しています。
つまり、先発医薬品と全く同じ効果の医薬品のみがジェネリック医薬品として販売されるという事なんです。)
→通常、開発から20〜25年は他の製薬会社が同じ物を販売できないように特許によって守られています。
●同じ成分なのに価格が安い事が特徴的です。
だいたい、2〜8割くらいに安くなります。
→先発医薬品の価格は薬価といって国が定めるのですが、
ジェネリック医薬品の場合、その8割以下と定められているため激安にできるんですって!!
||
\/ 理由・・・。
新薬の開発には、数百億円という莫大な開発費用と数年から数十年の長い年月を費やします。
しかし・・・
ジェネリック医薬品の場合、既に使われている医薬品を元に製品化するため、薬の効果や安全性が十分にわかっているので、開発のコストと時間が大幅に短縮されます。そのため、安くできるんです。
また、他にも嬉しい事が・・・。
薬によっては、先発薬が改良され、溶けやすいものや小さくて飲みやすいものというように使いやすくなっているものもあります。
慢性疾患で毎日薬を飲まなくてはならない場合や高額な薬が必要な方の場合は、相当な薬代を節約する事ができます。
→現在日本の医療費は、30兆円を越え、その3割が医薬品に使われています。
日本でも、ジェネリック医薬品が普及すれば、約1兆円もの医療費の削減につながるんですって。
医療費の増大に悩む日本の医療にはジェネリック医薬品は不可欠なものとなりつつあるようです。
注!!
●特許が切れていない薬の場合は変更はできません。
●担当医がジェネリック医薬品を処方するか、ジェネリック医薬品への変更可の欄に医師のサインが必要。
(患者さんの希望だけでは変更できません。)
参考:メディックメディア 薬の話