▼東北関東大震災に関するご報告
まずはじめに、私たちよりも被害が甚大な被災地の方には、無事を祈るばかりです。
不幸にも亡くなられた方とそのご家族に、哀悼の意を表します。
弊社にもたくさんの方からお見舞い、応援の言葉を頂きました。
大変ありがたく、また、大変勇気づけられました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
弊社の状況は、幸いにして人的被害はなく、
地震直後から続いていた停電も3月12日の17時ごろに回復し、
時間は前後しましたが、予定通りの仕込み作業を継続することができています。
酒の破損廃棄は215リットルと、これまで経験したことのない量を失いましたが、
弊社所有の量と比較すれば軽微な損害で済みました。
建屋の損傷もありますが、雨風は防げるように応急処置は済んでいます。
思いがけない被害としては、
出張のために仙台空港近くに駐車していた社用車を1台失いました。
10日、11日ごろに出荷した荷物につきましては、14日から動き出した様子です。
これらの荷物には、到着に遅れが生じます。
お急ぎの荷物についてはご連絡いただければ、可能なかぎり追跡調査して、
状況をお伝えするよう努めます。
今後の出荷については、自社配送、運送会社委託分ともに、
輸送燃料不足のため、見通しが立っておりません。
日時指定が必要ない注文であれば承っております。
蔵元に直接来ていただけるのでしたら、品物をお渡しすることは可能です。
いずれにしても、当面の間、配送でご不便をおかけ致しますが、なにとぞご了承下さい。
酒造りに必要なボイラー燃料が続く限り、酒造りは継続して参ります。
毎年4月第一日曜日に弊社敷地内で実施している「米鶴の酒蔵開き」につきましては、
残念ですが中止と致します。
元気を取り戻すための助けになりたいという思いもありますが、
生活の安定すらままならない今の状況を考えると、開催は時期尚早と判断しました。
楽しみにしていた方には大変申し訳ありませんが、ご理解下さい。
日本のいち早い復興のために、今できることを確実にやっていく所存です。
2011年3月15日
米鶴酒造株式会社 12代目蔵主 梅津陽一郎
2011.03.15:yonetsuru
→トップへ
(C)米鶴酒造株式会社
powered by samidare
system by community media (Free CMS)