国際芸能フェスティバル2012報告【川西町】フレンドリープラザ:置賜の宝発掘プロジェクト(仮称)
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置賜文化フォーラムの編集員「うさぎ妃」です。
2012年7月29日に開催された国際芸能フェスティバルの取材をしてきました。
置賜にいながら、世界を旅してきたようでしたよ。
当日は、スタッフ来場者含め400人の参加者が、
川西町のフレンドリープラザに集まりました。
暑い夏なんかに負けない熱気あふれるイベントでした。
受付には早くから人が集まって、みんな早く始まらないかと待っていましたよ。
期待がたかまります。ワクワク。
会場に入って、いよいよオープニング。
出場者全員で、来場者へのご挨拶です。
スタートから若い力の熱気が会場へドーンとおくられましたよ。
さっそくプログラムスタート。
1)ルワンダ民族舞踊
曲名=Marba Dance
2)ブルネイ民族舞踊
曲名=Jipin Tar&Tanrian
Adun Kuboima
3)モンゴル歌
曲名=Tolin Hul
4)台湾・中国 歌と演奏
曲名=小城故事、我只在平你
5)ウガンダ民族舞踊
曲名=Bakisima Dance
6)中国 二胡の演奏
曲名=彩云道月、枉凝眉、里の秋
7)日本 合唱 天神ノ森合唱団
曲名=夕焼け小焼け、竹田の子守唄、七つの子
8)韓国 ダンス
曲名=BoprrBopeep&Mr.Taxi
9)韓国 ピアノ
曲名=忘れないで
10)タイ歌と民族舞踊
曲名=ポンラーンサオン、ガーサーナーカー
11)日本 演歌&舞踊 山形県立置賜農業高校
12)オランダ・ホンジュラス・タイ 南京たますだれ
13)モンゴル 馬頭琴
曲名=ウウレンボレ、イケリ、ふるさと
14)ケニア 民族舞踊
曲名=Watoto Dance
フィナーレ
出演者全員による山形名物「花笠音頭」
皆さんすばらしかったですよ。
特に民族舞踊や、その国にしか無い楽器の音色など、
本来ならその国へ行かなければ味わうことができません。
その国特有のダンスや音色とあわせ、それぞれの国のスライドも映し出されて、
川西町のフレンドリープラザにいながらにして、世界一周旅行してきたようでした。
世界の文化を味わうと、日本を再認識します。
日本からは、川西町の天神ノ森合唱団の皆様と置賜農業高校演劇部の皆様が、
日本の良さに気づかせてくれました。
世界の文化をありがとうございました。皆様お疲れ様でした。
最後は全員ではいチーズ
この国際芸能フェティバルは、どのような経緯からスタートしたのか?
浴衣を着た紳士、およびリチャードさん、ユウ先生の3人から
イベント誕生のお話をお伺いすることができました。
イベントの火付け役は、2人の方。リチャードさんとユウ先生
リチャードさんは、マレーシアから山形大学工学部に留学し、
平成8年に山形大学工学部を卒業されてからも、
置賜の企業に就職し、日本で生活を続ける中で、
川西町国際交流協会の副代表、山形国際ロータリー米山学友会の幹事と
積極的に国際交流の働きをしていらっしゃいます。
2010年7月、リチャードさんが窓口となり、川西町国際交流協会の交流事業として
山形大学留学生及び、ユウ先生が活動されいる米山学友会(留学生奨学金支援団体)の
一行15名を川西町に招き、町内見学や交流事業を行なったことがきっかけとなります。
11月には、山形大学留学生約50人による課外体験カリキュラムを川西町で受け入れ、
セレモニーホールでの葬祭視察、土礼味庵での昼食と朴の沢自治会の方々との交流、
ライブスペースJAMでの音楽交流、ダリヤ園見学とダリア切り花体験など、
国際交流のよき活動を推進します。
※土礼味庵(どれみあん)とは?
390年になる古民家を、解体されてしまうのを惜しんだ現オーナーさんが、
私費を投じて譲り受け地域の皆さんのふれあいの場として提供している。
特に音楽交流では、各国の歌や演奏が紹介され大好評であったことから、
2011年2月に山形県文翔館で、「異文化交流コンサート」が開催され、
マスコミにも取り上げられ話題となったのです。
昨年は川西町の農村環境改善センターにて開催しましたが、
200名の会場には人がいっぱいでパンク状態。
今年は規模を大きくし、フレンドリープラザを会場として、
開催するようになったそうです。
参加者も山形大学の留学生から、つながりが広がり、
日本各地で学んでいる留学生も山形に集まってきています。
留学生たちは、このイベントの前日には、
川西町の熊野神社の獅子踊りを見学し、
日本文化に触れ、日本のホストファミリーのもとで、日本の民家に泊まり、
日本食を食べ、日本文化を満喫してから、
このイベントで、祖国の文化を披露するというストーリーがあるそうです。
後から知りましたが、浴衣を着た紳士は、
古民家を買い取り改装した土礼味庵のオーナーであり、
ライブハウスJamの持ち主でもある方で、
(株)若松工業の片倉社長でした。
お世話になり大変ありがとうございました。
このイベントには、人々のやさしさと協力があり、
遠くの国からきた若い力があふれていました。
是非に来年もこのイベントは、続けてほしいと思いました。
取材させて頂いたうさぎ妃としては、
今後、多くの人がこのイベントを知り、
どんどん大きく成長してゆくことを、想いつつ。
山形から世界へ!