上杉文華館 上杉鷹山の藩政改革:置賜の宝発掘プロジェクト(仮称)
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2020年度の上杉文華館は「上杉鷹山の藩政改革」と題して、国宝「上杉家文書」のうちこれまで紹介されていない未翻刻の資料を中心に約1ヶ月ごとに展示替えしながら、その他の関連資料を含めて展示します。
期間テーマ:《学問》
【展示期間】2021年2月2日(火)〜2021年3月28日(日)
3月2日(火)以降、国宝「上杉家文書」を2点、展示替えします。
鷹山の改革においては、当時の学問の基本である儒学が大きな役割を果たしました。鷹山自身、細井平洲をはじめ、滝鶴台、渋井太室といった儒学者に学び、藩の法令や教育、農政など実際の政策についても相談しています。平洲の影響を受けた鷹山は学問に関して、特定の学派に拘らず、理論よりも実践を重視する立場をとりました。
中級藩士のなかには、儒学を学び活躍する者もあらわれます。神保蘭室は細井平洲が江戸に開いた私塾嚶鳴館で塾長を務め、米沢に戻ると藩校興譲館の設置準備と藩士教育にあたり、藩の重要政策の議論にも加わりました。一般の藩士や領民に対する改革としては、教え諭し、時には褒章を行うことで、仕事に励み、質素倹約に務め、家族を大切にするといった風俗(生活態度)の改善が図られました。
これらの改革の成果は、平洲の交友関係や門弟のネットワークによって為政者や学者に広がり、鷹山は藩主在任中から、優れた君主(明君)の一人として全国的に評価されていきます。
▼コレクショントーク
2021年2月7日(日) 「学問」
2021年3月7日(日) 「細井平洲」
時間:14:00〜
場所:常設展示室
※入館料が必要です。
皆さまのご来館を心よりお待ちしております。
【お問い合わせ】
米沢市上杉博物館 0238−26−8001