こども狂言クラブお稽古の取材【米沢市】伝国の杜:置賜の宝発掘プロジェクト(仮称)
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こども狂言クラブお稽古の取材【米沢市】伝国の杜
2013.11.27:Copyright (C) 置賜文化フォーラム
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伝国の杜こども狂言クラブは、平成25年11月9日(日)に和泉流狂言師の山下浩一郎先生によるお稽古を行いました。
この日は、和泉流狂言師の山下浩一郎先生のご指導のもと、演目ごとに分かれてお稽古を行いました。
掲載が遅くなりましたが、取材に伺いましたのでお伝えいたします。
◆お稽古演目
狂言「盆山(ぼんさん)」
小舞「宇治の晒(うじのさらし)」
狂言「鐘の音(かねのね)」
小舞「七つ子(ななつご)」
狂言「仏師(ぶっし)」
◆狂言「盆山(ぼんさん)」
狂言「盆山(ぼんさん)」のお稽古では、前半はセリフ読みをし、
後半は、狂言の動きを覚えました。
狂言の特徴のひとつに、物音を演者自身が台詞で言う「擬音」があります。
狂言「盆山(ぼんさん)」では、扇をのこぎりに見立てて「ズカズカズッカリ」と垣根を壊したり、「メリメリメリ」と引き倒したりする場面があります。
その印象的な台詞は、一度聞くだけで耳に残ります。
お稽古では、「メリメリメリ」と引き倒す場面での力の入れ加減や、表現の方法を練習しました。
◆小舞「宇治の晒(うじのさらし)」
小舞「宇治の晒(うじのさらし)」のお稽古では、次回の発表会「置賜こども芸術祭2013」で披露する演目なので、出演するメンバーで最終確認を行いました。
◆狂言「鐘の音(かねのね)」
狂言「鐘の音」のお稽古では、セリフを読みながら狂言の動きを練習しました。
12月に控えている今年度の中間発表に向け、お稽古に励んでいます。
◆小舞「宇治の晒(うじのさらし)」
伝国の杜・能舞台に移動し、小舞「宇治の晒(うじのさらし)」をひとりで舞の披露をしました。
素敵な着物に着替え、扇を持ち、小舞を舞う姿に、居合わせた人達も足を止め、見入っていました。
小さいながらにも上手に舞う姿に、舞の練習を終えたあとに拍手が沸き起こっていました。
◆小舞「七つ子(ななつご)」
小舞「七つ子(ななつご)」のお稽古では、前半は謡の練習をし、
後半は舞の型を練習しました。
◆狂言「仏師(ぶっし)」
この日の最後のお稽古では、狂言「仏師(ぶっし)」です。
主に、セリフ読みと狂言の動きを練習しました。
夜遅くまでのお稽古となりました。
伝国の杜前は紅葉が綺麗でした。
12月には本年度4月から習っている狂言・小舞の演目を発表する中間発表会が予定されております。
子ども達のお稽古の成果が楽しみです。
置賜文化フォーラム編集員の文化リスがお送りしました。
○取材日 平成25年11月9日(日)
場所:伝国の杜 大会議室(米沢市)
○取材協力 伝国の杜こども狂言クラブのみなさん
ご指導者 和泉流狂言師 山下浩一郎さん
財団法人米沢上杉文化振興財団 伝国の杜・置賜文化ホール