越後瞽女(ごぜ)唄を聴く会 in 川西町:置賜の宝発掘プロジェクト(仮称)
置賜文化フォーラム |
越後瞽女(ごぜ)唄を聴く会 in 川西町
2011.06.29:Copyright (C) そらいろCafe
▼この記事へのコメントはこちら
|
ゲストさんようこそ
合計 63人
■記事数
公開 2,397件
限定公開 0件 合計 2,397件 ■アクセス数
今日 2,328件
昨日 9,291件 合計 11,382,933件 |
越後瞽女(ごぜ)唄を聴く会
に行ってきました!
会場は、川西町朴沢地区にある「土礼味庵(どれみあん)」
400年近い歴史を持つ古民家を活用した交流スペースです。
庵の主は、ライブスペース「JAM」(川西町)のオーナーでもある片倉尚さん。
所有者から解体の相談を受けた片倉さんが
あまりに立派な建物がなくなるのを惜しんで改修し、今の姿になりました。
そしてここはかつて、瞽女様が滞在する「瞽女宿」でもありました。
かつて、目の不自由な女性は「瞽女(ごぜ)」となり、
生活の糧として、三味線を持って村々をまわっておりました。
ここ置賜にも、新潟から瞽女様が訪れました。
わが家のお隣も瞽女宿で、
40年くらい前まで瞽女さまをお迎えしていたそうです。
さて、本日の主役は瞽女唄を継承する
萱森直子(かやもり なおこ)さん
人間国宝であり「最後の瞽女」をいわれた小林ハルさんに師事されました。
最近では石川さゆりさんに瞽女唄を指導されたとか!
ここが、瞽女様が座る定位置だったそうです。
本日の演目は4曲。
今までに聴いたことがないような独特の語りと節回し。
萱森さんの唄は引き込まれるような「凄み」があります。
曲の合間に、
瞽女のこと、瞽女唄の特徴、演目の聴き所など
萱森さんがお話くださいます。
テレビなどの娯楽がなかった時代、「瞽女唄」は
地域の人たちの楽しみとして、長年親しまれてきたんですね。
本日の目玉は「八百屋お七」
歌舞伎などでも有名な演目ですが、大作なのでこの日は途中まで。
「続きはまた来年」、だそうです。
終演後、外にでると
暗闇のなかで蛍がたくさん飛んでいて
それはそれは幻想的な光景でした。
さて、気になる「八百屋お七」の続きは…?
今から来年が待ち遠しい!!