原始布・古代織参考館 さんにお邪魔しました!:置賜の宝発掘プロジェクト(仮称)

置賜文化フォーラム
原始布・古代織参考館 さんにお邪魔しました!


米沢市にある
原始布・古代織参考館(げんしふ・こだいおりさんこうかん) さんに
お邪魔しました!


なんともいい雰囲気の建物。
実際に機織が行われていた蔵を移築したもので、平成19年米沢市景観賞(残したい建物部門)を受賞しています。









こちらの資料館では、縄文、弥生時代以来伝え続けられてきた古代織に関する資料を展示しています。


館長の山村さんは、消え去った日本の衣文化の源流を知るため、
命脈を絶った布と衣の研究、復元、保存、伝承に心血を注いでこられました。
活動を始めて40数年、全国各地での巡回展も開催され、
日本有数の布の資料館として存在感を放っています。







1階の広間には、布の材料が展示されています。
山野に自生している樹皮や草皮。
あおそ、しな、いらくさ、くず、ふじ…など、なんと山菜の「ぜんまい」も材料になるそうです!





1階展示室です。
様々な素材から織られた着物などが展示されています。



この着物、なんと素材は紙!(しかも帳簿!!)です。
黒くなっているのが文字(墨)の部分です。分かりますか?



帳簿を裂いて着物に。エコですねー。




2階展示室です。
織具類などが展示されています。



刺子の着物です。





遥かなる古の布にひそむ美…ロマンがありますよね。
展示されている布のひとつひとつがとても綺麗で感動を覚えます。
また、先人の知恵や技術の素晴らしさはもちろん、
布の研究、復元にかける館長の情熱にも心打たれました。

先人のあゆみをたずね、その心に触れてください!


【原始布・古代織参考館】
〒992-0039
山形県米沢市門東町一丁目1-16
電話 0238-22-8141
開館時間 10:00〜16:00(12:00〜13:00は休館)
大  人 500円
小中学生 100円


★併設の「出羽の織座 米澤民藝館」では、
 3/3〜4/3、享保雛と貝合せが展示されます!

山形おきたま雛回廊パンフレット

2012.02.02:Copyright (C) そらいろCafe
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