上杉文華館「贈り物が必要なとき」:置賜の宝発掘プロジェクト(仮称)

置賜文化フォーラム
上杉文華館「贈り物が必要なとき」


3月27日(火)からの展示テーマ『贈り物が必要なとき』です。
戦国時代や近世の贈り物はどのような機会になされたのでしょうか・・(?_?)
今回ご紹介させていただきますのは、「国宝 上杉家文書 山内重俊書状」!
 越後の武士山内重俊が訴訟を春日山に仲介した長尾房景に送った書状。訴訟の結果、重俊は二ヶ所の所領を獲得しました。房景は上条兵部と長尾為景にこの件を託しました。この二人が取次として春日山での所領給付の決定に大きな役割を担ったことは間違いありません。訴えの実現は取次の働きに大きく左右されたからです。このような二人に対して、重俊は御礼を申し入れると房景に述べています。おそらく物品も贈られたと思われます。訴訟に際して、その関係者に物品を贈ることは、判決(決定)以前であっても、中世社会においてはよくみられます。現代では賄賂として禁止されていますが、中世では権利として認められていたのです。それだけ日本人は贈り物をごく自然な行為とみなしていたと思われます。(展示解説より)

他にも具体的な機会とそこに見られる贈答の時代的特徴や機能について、国宝「上杉家文書」から紹介しております。

コレクショントーク3月31日(土)です♪
コレクショントークをお聞きになる際は常設展示室のチケットが必要となります。
[常設展] 一般400(320)円・高大生200(140)円・小中生100(60)円

当館学芸員による解説をぜひぜひ聞きにいらしてください☆
お待ちしております( '-' )( ,_, )( '-' )( ,_, )

お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238-26-8001
2012.03.28:Copyright (C) 伝国の杜 情報BLOG
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