上杉文華館 米沢初入部250年記念 「上杉家文書」に見る上杉鷹山:置賜の宝発掘プロジェクト(仮称)
置賜文化フォーラム |
上杉文華館 米沢初入部250年記念 「上杉家文書」に見る上杉鷹山
2019.11.22:Copyright (C) 伝国の杜 情報BLOG
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2019年度の上杉文華館は「米沢初入部250年記念「上杉家文書」に見る上杉鷹山」と題して、館蔵の国宝「上杉家文書」に伝えられた文書や、ほかの館蔵資料を通して鷹山の人生の一コマを紹介していきたいと思います。
【展示期間】2019年11月22日(金)〜2020年1月19日(日)
≪老いと病≫
鷹山は、宝暦元年(1751)7月20日、高鍋藩主秋月種美の二男として江戸に生まれました。母方の祖母が4代米沢藩主上杉綱憲の娘でした。宝暦10年10月19日、8代米沢藩主上杉重定の養子として上杉家の江戸上屋敷桜田邸に移りました。そして、明和4年(1767)4月24日、上杉家の家督を継ぎ、数え年17歳で9代藩主に就任しました。ここに財政難に苦しむ米沢藩の再建が若き藩主に委ねられました。その2年半後、明和6年(1769)10月、鷹山は初めて領地米沢に足を踏み入れました。
次期藩主となる大名の子息は、江戸藩邸に暮らすことが決まりでした。国元で生まれても幼いうちに江戸へ上ります。家督を継いで大名となり、将軍から暇を得て帰国しますが、藩主として初めての帰国は特別のことでした。藩士らにとっての新しい主人であり、新しい関係の始まりでした。例年行われる行事でも、この時ばかりは特別の次第で行われるものが少なくありませんでした。
2019年度第5回は「老いと病」をテーマにします。老いてなお期待される家臣や、病に苦しむ鷹山について記された書状を国宝「上杉家文書」から紹介します。また、初入部に関しては、赤飯を家臣らに支給した儀礼の献立をめぐる資料を紹介します。
▼ コレクショントーク
2019年12月1日(日) 上杉家文書を中心とした解説
2020年1月5日(日) 洛中洛外図屏風の解説
時間:14:00〜14:30
場所:常設展示室 上杉文華館
※入館料が必要です。
皆さまのご来館を心よりお待ちしております。
【お問い合わせ】
米沢市上杉博物館 0238−26−8001