70歳の誕生日:生涯学習ノート
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70歳の誕生日
2010.06.27:Copyright (C) 年だからでなく年がいもなく
しみじみと感じます
迷える老凡夫のつぶやき
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人生90年の時代となった今、70歳は一つの区切りの歳といえるのではないか
「終わりよければ全てよし」という
死を迎えたとき「ああ、自分の人生はよかったな〜」言い切れるためには、これからの生き方が大事なのだ
聖路加病院の日野原先生が75歳からが「新老人」といって、老人を鼓舞してくれているのもそういうことだろう
70歳は新老人に向かう助走期間なのだ
62歳で迎えた定年後の8年間は、現役時代の余熱と新たなことへのチャレンジで結構エンジンをふかしながら走ってこれた
ここ数年を振り返ってみると、キャリア関係や所属する団体でやりがいを感じながら活動してきた
小学校、中学校の同級会活動などもやってきた
その間前立腺がん、すい臓がんを患ってしまったが、活動を通して多くの人々と知り合い、再会し、交友を広くかつ深くすることができた
いい数年だったと思う
そして今突如としてすい臓がん転移という新たな課題を突きつけられた
70歳になった今、今これからのことを考えてみる
今までの延長でいい、目の前の課題に真剣に取り組んで毎日を充実して過ごせればそれでいいではないか
いやいや、残された時間は少ない、最後にやりたいことをやるべきだ
その前に突然につきつかられたすい臓がんの治療のことがあるのではないか
老いたる頭が混乱してしまう
今の自分のキャリアアンカーはどのようなものなのだろうか
価値観、能力、興味・関心の3つの切り口で自問自答してみる
価値観は、少しでも人の役にたつ時間の過ごし方をしたいということ
生きるということは、人の役に立つということ、と思いたい
今やっているカウンセリングのような仕事や仲間との活動が人の役に立つのであれば続けていきたい
家族に対してもまだまだお役に立つことができそうな気がする
能力はキャリアに関して培ってきた知識やスキルである
カウンセリングの仕事などは最適である
興味・関心はカウンセリングなどのほか、趣味としての映画・ビデオ鑑賞や、やり残している陶芸やシンセサイザーなどである
ということで価値観、能力、興味の3つの切り口から浮かび上がってくるキャリアアンカーはカウンセリングや就職支援セミナーなどでの活動である
できる範囲内で続けてみよう
もっともそれらの活動を行っていくとすればまずは健康であることが必要である
がん治療が最優先になり、治療は死ぬまで継続される
がんの増殖を押さえて小さくすることが最優先になるのである
ということで、今後の生き方をまとめてみると、がん治療と暫くはカウンセリングなどを続け、その後映画や陶芸の世界に没頭することにする
生き続けることが先決である
心することは、老害を撒き散らさないこと
愛されるお年寄りになること
誕生日は昼から女房と映画を観に行った
いつもは映画を観た後、二人で会食して祝っていたが今年は次男夫婦が二人の誕生祝いをしてくれるというので7月2日に女房の誕生祝いも兼ねて行うこととなった
女房の誕生日は7月14日で同じく70歳を迎えるので、「そろって70歳誕生祝会」というところ
ということで会食は自宅でひっそりと行った
孫達からのお祝いのメールが花を添えてくれた