術後初めてのCT検査:生涯学習ノート
生涯学習ノート |
術後初めてのCT検査
2010.12.14:Copyright (C) 年だからでなく年がいもなく
おはようございます!
大丈夫ですよ
より良い方法を
ありがとうございます
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月曜日は外来診察室で主治医からの説明があった
「お変わりありませんか?」といういつもの挨拶から始まる
9時からの予約なのに30分待たされたうえに主治医が画像をじっと見ながらの挨拶
いやな予感がする
「実はですね、画像を見ると2ヶ所に転移と思われる影が見えるんですよ」
と硬い表情で突然に切り出す
「診断した放射線の医師も転移の疑いがあり、と書いていますが、私もそう診断します」という
いやな予感が的中した
手術前に危惧していた「モグラたたき」現象が現実となったのだ
説明は続く
「前に手術したところとは違う部位に2つ転移しています。1つは2センチ、1つは1.5センチの大きさになっています」「2つの距離は2センチくらいです」
画像を見ながら、淡々と話す
こちらもショック状態になって質問もできない
それでも「転移というのは、すい臓癌の転移でしょうか、胆管がんの転移でしょうか?」と聞いてみる
「確定的なことは言えませんが、今までの状況からすると新たに発生した胆管がんの転移だと思われます」
「胆管がんはすい臓がんよりも症例が少ないので、治療の方針は立てにくい」と付け加える
今後の治療の話に移ったが、こちらの状況をみて主治医もあせらずにゆっくりと話す
「1つは今までどおり自然治癒力を頼って何もしない。2つ目は残された抗がん剤ジェムサールの点滴を行う」です
さらに付け加えて「手術は同じようにモグラたたきになりますね」
「今すぐには決められないでしょうから、お帰りになって考えてみてください。また来週でもおいで下さい」で終わった
前回の転移がわかった時のように、すぐに抗がん剤の服用を勧めるようなことはなかった
「モグラたたき」状態のことは、いつかは訪れることと想定はしていてが、まさかこんなに早く転移するとは思っていなかった
それだけにショックは大きい
術後は手術する前よりも日々の療法には気を配って実行してきたのに
何が足りなかったのだろうか、という思いが頭をかすめる
主治医の淡々とした話し方も、見通しの暗さを思わせるような気配を漂わせる
いつもの半分くらいの診療時間で退室する
モグラたたき」が現実となってしまった今は、まずはこの転移という現実を受け入れるしかない
さてこれからどうするか、である
これから考える