映画「つぐない」:生涯学習ノート
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映画「つぐない」
2008.06.01:Copyright (C) 年だからでなく年がいもなく
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激しい恋あり、深い罪の意識、贖罪の意識、戦争の場面、最後の結末などドラマチックな話が盛り込まれていて、2時間があっというまに過ぎました
1930年代の英国が舞台
13歳の少女の嘘が男女の愛を引き裂き、自分もその罪の重さを一生引きずりながら生きるというドラマ
ハリュウッド的なエンターテイメントさとイギリスの舞台劇を見るような重厚さの両方を感じながら観ました
13歳の少女役は少女時代、20代、熟年時代と3人で演じられています
それに従ってストーリーも分かれているように思います
少女時代は上流階級の邸宅を舞台して、ミステリアス的であり、心理的要素も含まれています
20代はメロドラマ的要素と贖罪の物語
熟年時代は13歳の少女の回顧物語で、ストーリーの結末をうまくまとめています
激しい愛の物語でありますが、見方を変えれば一人の空想が好きな少女が、その特質故に過ちを行い、その罪の償いのために苦しみながらも成長していくという物語ともいえます
少女は女流作家として大成するのです
映像化が難しいといわれていた小説「贖罪」を緻密にかつ斬新にうまく展開しています
物語の展開の仕方を工夫したり、タイプライター音と心拍音の組み合わせをたりして緊迫感をだしたり
音楽も印象に残ります(アカデミー賞の作曲賞を貰っているのでしたっけ?)
主演のキープ・ナイトレイが好演しています
ダンケルクの戦場場面が妙に印象に残りました
群像劇を観るような感じでした
この映画は老妻にはことのほか好評でした
まだ恋に恋できる方、恋がingの方、一見に値する映画です