術後1年3ヶ月目の外来受診:生涯学習ノート
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術後1年3ヶ月目の外来受診
2008.08.05:Copyright (C) 年だからでなく年がいもなく
術後経過良好◎
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8時45分に採血
採血結果が出る前に放射線科へいってCT検査
その現像ができた11時に受診でした
いつもの主治医でなく全く初めてのDr
フイルムと採血結果を見るなり「腫瘍マーカーは全くあがっていませんね」「今届いたばかりの映像ですからコメントはついていませんが、私が見る限りでは転移していませんね」とのこと
続けて、「あなたの場合使用した抗癌剤が、あなたのがんにあっていたようですね」ときた
「ようですね」ということは、使用した抗癌剤の効果があったかどうか使用後すぐに検証する方法はないということなのか・・・どうもそうらしい
腫瘍マーカーがあがってきたら、どの抗癌剤をしようするか検討中とのこと
例によって話を振ってみました
「東北大学では膵臓がんの術数はどれくらいですか」
「膵臓の頭にできたがんで40例、あなたのように尻尾にできたがんで40例、合計80例でしょうか」
「大学の症例として多い方ですか」
「多い方ですね」
「ところで手術した患者の5年生存率は何パーセントくらいでしょうか」
「残念ながら20%は切ります。膵臓がんはたちの悪いがんですから」(そんなことは知っているよ)
今日の検査の結果が大丈夫といわれてちょっと安心したばかりですが、「たちの悪いがん」といわれると気持ちが重くなりかかる
どのDrもDr側からの発言だけで、患者の声は聴こうとしない
今「患者から学ぶ」という医療が求められているというのに
「腫瘍マーカーが落ち着いていますけど、どんな生活を心がけているのですか?何を考えて暮らしているのですか?」くらい聞いてもよさそうに思うのだが・・・
でも今日は今日
1年3ヶ月をしのげたのだから、喜びの日としよう
いつもの通り、手術して入院した8Fの肝・胆・膵外科病棟へ行ってみる
「生きているだけでいい
平凡の暮らしのなかに幸せを見つけて生きていこう」
と思った入院時の気持ちに立ち返りながら病院を後にしました