お母さんたちの勉強会:生涯学習ノート
生涯学習ノート |
お母さんたちの勉強会
2008.10.31:Copyright (C) 年だからでなく年がいもなく
Sお母さんの実行力と長山さんの思いやり!
ブログ初投稿・初体験
ふじサン、初投稿、初登場、大歓迎
手前味噌でもいいか
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ある任意団体で一緒に活動しているSさん(お母さん)から依頼されていたの
です
Sさん作成の勉強会への案内書を見ますと一番上に「学年行事へのお誘い」と
あります。正式な学校行事なのです
そしてテーマのところに『「美しく、30代〜40代〜50代を迎えるために」
と題しまして、キャリアカウンセラーの長山様を迎えて、お茶を飲みながら和
やかにお話を伺いたいと思います』とありました
美しく○代を迎えようとしているお母さん達に、私ごとき者の話が役に立つの
だろうかと不安に思いながら学校へ向かいました
会場の教室に入りますと若いお母さん達が14名も待っていてくれました
最近、若い女性軍に囲まれることのない長山カウンセラーもあがってしまいま
した
そのせいでしょうか、和やかにお話をすると言うことはすっかり忘れてしま
い、気がついたらいつもの講師口調
お茶を飲みながらという雰囲気はどこかへ吹っ飛んでしまいました。いえ最初
から忘れてしまっていました
お母さん達は「団塊の世代」の親に育てられた「団塊ジュニアの世代」になります
「団塊の世代」は会社人間であった父親を中心として、高度成長の波に乗りな
がら多分に成り行き任せでやってこれた世代といわれております
親御さん達の生き方や考え方の影響を受けてきたお母さん達も多少流れに身を
任せて生きていくという価値観が身についているのかもしれません
そんなお母さん達に、突然に「キャリア」と言う言葉を投げかけてみても「キ
ャリアって、タテ社会で偉くなっていくことでしょう」ぐらいの反応しかかえ
ってきません
突然に、お母さんたちに、あなたの価値観は?人生観は?と問いかけても返答
に戸惑うばかりです
今、世の中は暮らしにくい方向に向かいつつあります。自立できない子供、問
題を起こす子供も増えています。そんな世の中で、「自分のキャリアは自分で
培っていく」、「自分の人生は自分で切り拓いていく」ことが求められていま
す。今までは「寄らば大樹の陰」ですが、これからは「さらば大樹の陰、寄ら
ば自分自身」といわれています。「自立・自律の生き方」が求められています
そのような生き方を模索していくために基本となるのが固い言葉ですが「自己
理解」になるかと思います。「キャリア形成」は、今まであまり得意としてこ
なかった自分と向き合い、自分を見直してみることからスタートなのです
子供の健全な育成のためにと、「キャリア形成」はすでに学校教育のなかに組
み込んでいる県も出始めました
よりよき子供の人生を考えならば、まずはお母さん達が自分のことを見直すこ
とから始めてみることが必要かもしれません
子供たちが自分の人生を自分の力で切り拓いていけるように、まずはお母さん
達が自分の人生を切り拓いていくという考え方と気概が求められているのかも
しれません
私には息子2人と娘1人があります。お母さん達はわたしの娘と同年代です
娘とは子育てのことに関しては良く電話で話します。親子ですからついつい説
教調で話してしまうときもあります
今回の勉強会でもお母さん達に話しているうちに、力が入りすぎてついつい偉
そうに話してしまったりしたかもしれません
そんな話し方でもお母さんたいは熱心に真剣に耳傾けて聞いてくれました
これを契機にしてキャリアというものに感心を持たれて、子供とともに成長し
ていけるお母さんであってほしいと思いながら帰りました
学習しようというお母さんたちに出会うことで、私も視点が広がりました。元
気をもらいました
気分がハイになりながら帰れたのは、若いお母さんたちとお会いできたばかり
でなく、話しがいを感じたからです
初めて学校という場でお母さん達に話す機会を与えてもらったことに感謝して
おります
今回の企画をされたSお母さんの着眼力と実現された行動力に拍手です