NHK朝ドラ「だんだん」:生涯学習ノート
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NHK朝ドラ「だんだん」
NHKの朝ドラ「だんだん」が終わった
朝ドラは、退職したばかりの頃は見るともなしに見ていたが、最近は自分から進んで見ている
ドラマを見ながらお互いにそのときそのときに感じたこと、思ったことをぶつぶつつぶやく
つぶやきが会話になることもある
女房と2人きりで朝食をとりながら朝ドラを見ることから、熟年夫婦の1日が始まるのである
他の熟年夫婦達も朝ドラからその日のスタートを切っているのだろうか
そうだとすればNHKも朝ドラで熟年夫婦を元気付けていることになる
今回の「だんだん」は双子の姉妹が偶然にばったり出会うことからはじまる
うそ臭いスタートだったが、まードラマだから、と思って見ているうちに自然と引きずり込まれていた
今回の「だんだん」でもいろいろな世界を知ることができた
祇園、舞妓の世界の台所、歌手を売り出すための業界の1部分、宍道湖や方言などについて
印象に残ったことは二つ
1つは登場人物それぞれが自分の進むべき道について、自分で選択し決断していったこと
そしてそれなりの成果を得たことである
キャリアを学習している身としては、自己理解、自己選択、自己決定、自己責任の流れがすっきりしていて小気味よい感じ
登場人物が自分の「内なる声」に耳を傾け、勇気をもって決断し、目標に向かって突き進んでいく姿にはドラマとはいえ元気付けられた
キャリア開発については「自分の人生は自分で切り拓く」と言う言葉をよく使う
このドラマから何がしかの気づきを得て、自分を見直し、自分のキャリアビジョンを見つけ、取り組んでいってくれる人が増えてくれることを期待しながら見ていた
二つ目は、自分ががん患者であるが故かもしれないが、がん患者とその家族のありかたや、医学界とがん患者との関係についてである
抗癌剤投与については、このドラマのようにめでたし、めでたしで終わるのは少ないはずである
副作用でギブアップしたおばあちゃんが命への執念を取り戻し、気力を振り絞って新たな抗癌剤試用に再チャレンジする姿には勇気と元気を貰ったが、このような例は現実的には極めて少ないはず
抗癌剤が効くのは2割で残りの 8割には効果なしといわれている
そして8割の使用者の多くは副作用で免疫力を落とし、医師から「もう打つ手はありません」と見放されている
がん患者に希望を持たせるという意味ではこれでいいかもしれないが、なんといってもNHKの朝ドラである
影響力は大きいだけに余計な気遣いをしてしまう
最後の寝たきりを選択した老人が、自分が育てた牛を見に行くためにもう1度立ち上がろうとする姿は文句なくよかったのだが・・・
ドラマのなかで「いのちの歌」というのが紹介された
その歌詞の後半の部分を紹介する
『本当に大事なものは 隠れて見えない
ささやかすぎる 日々になかに かけがえのない幸せがある
いつかは誰でも この星にさよならをするときが来るけれど 命は継がれてゆく
生まれてきたこと 育ててもらったこと 出会ったこと 笑ったこと
そのすべてにありがとう
この命にありがとう』
命に限りがあることをぼんやりと感じながら
淡々と生きる日常の生活のなかに
生きている幸せを見つけたいとあがいている
自分にとって
「ささやかすぎる 日々のなかに かけがえのない幸せがある」という言葉は身近に感じられる
ときたまドラマに登場してくるこの歌が印象に残る
2009.03.30:Copyright (C)
年だからでなく年がいもなく
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ドラマを見ながらお互いにそのときそのときに感じたこと、思ったことをぶつぶつつぶやく
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女房と2人きりで朝食をとりながら朝ドラを見ることから、熟年夫婦の1日が始まるのである
他の熟年夫婦達も朝ドラからその日のスタートを切っているのだろうか
そうだとすればNHKも朝ドラで熟年夫婦を元気付けていることになる
今回の「だんだん」は双子の姉妹が偶然にばったり出会うことからはじまる
うそ臭いスタートだったが、まードラマだから、と思って見ているうちに自然と引きずり込まれていた
今回の「だんだん」でもいろいろな世界を知ることができた
祇園、舞妓の世界の台所、歌手を売り出すための業界の1部分、宍道湖や方言などについて
印象に残ったことは二つ
1つは登場人物それぞれが自分の進むべき道について、自分で選択し決断していったこと
そしてそれなりの成果を得たことである
キャリアを学習している身としては、自己理解、自己選択、自己決定、自己責任の流れがすっきりしていて小気味よい感じ
登場人物が自分の「内なる声」に耳を傾け、勇気をもって決断し、目標に向かって突き進んでいく姿にはドラマとはいえ元気付けられた
キャリア開発については「自分の人生は自分で切り拓く」と言う言葉をよく使う
このドラマから何がしかの気づきを得て、自分を見直し、自分のキャリアビジョンを見つけ、取り組んでいってくれる人が増えてくれることを期待しながら見ていた
二つ目は、自分ががん患者であるが故かもしれないが、がん患者とその家族のありかたや、医学界とがん患者との関係についてである
抗癌剤投与については、このドラマのようにめでたし、めでたしで終わるのは少ないはずである
副作用でギブアップしたおばあちゃんが命への執念を取り戻し、気力を振り絞って新たな抗癌剤試用に再チャレンジする姿には勇気と元気を貰ったが、このような例は現実的には極めて少ないはず
抗癌剤が効くのは2割で残りの 8割には効果なしといわれている
そして8割の使用者の多くは副作用で免疫力を落とし、医師から「もう打つ手はありません」と見放されている
がん患者に希望を持たせるという意味ではこれでいいかもしれないが、なんといってもNHKの朝ドラである
影響力は大きいだけに余計な気遣いをしてしまう
最後の寝たきりを選択した老人が、自分が育てた牛を見に行くためにもう1度立ち上がろうとする姿は文句なくよかったのだが・・・
ドラマのなかで「いのちの歌」というのが紹介された
その歌詞の後半の部分を紹介する
『本当に大事なものは 隠れて見えない
ささやかすぎる 日々になかに かけがえのない幸せがある
いつかは誰でも この星にさよならをするときが来るけれど 命は継がれてゆく
生まれてきたこと 育ててもらったこと 出会ったこと 笑ったこと
そのすべてにありがとう
この命にありがとう』
命に限りがあることをぼんやりと感じながら
淡々と生きる日常の生活のなかに
生きている幸せを見つけたいとあがいている
自分にとって
「ささやかすぎる 日々のなかに かけがえのない幸せがある」という言葉は身近に感じられる
ときたまドラマに登場してくるこの歌が印象に残る