最後の運転免許証更新：生涯学習ノート

６月が誕生日ということで更新の案内が来た

遠方の視力が落ちてきているのであわてて眼科へ行って調べてもらった
結果は免許証更新のために必要な視力0,7ぎりぎり
白内障が少しずつ進んできているのである
無駄とは知りながら眼科へ行った日からブルーベリーを１日３度のジュサーのなかに入れてみたりして・・

不安がどんどん膨らむので１年前の眼鏡をだしてみる
今使用している眼鏡は近くの物を見やすくするために遠方を見る度を落として調整しているのである

迷った末に今回はその前の眼鏡で臨むことに決めて試験場まで持参
すぐに視力の検査に入った
前の人たちが試験を受ける様子が見える
あれ！片方ずつやっているではないか
両目0,7ぎりぎりだから片方ずつでは危ない
左眼が、白内障が進んでいて極端に悪いのである

順番が来たので覚悟して臨む
田舎のおまわりさんという風貌の人の良さそうな試験管であった
見えてなくても見えたことにしてくれるんではないか、などと気休め的思いを抱きながら試験台にあごをのせる
試験管は「はい！　次これ！」と機械的に進めていく
夢中になって必死に答えていると「はい、いいです！」という声
あー、パスしたんだ
心の緊張が一気に緩んでルンルン気分

その後３０分の講習があり、講習が終わったあと新免許証がすぐに手渡された
え！免許証がすぐに貰えるの
5年前は更新免許証は２週間後に最寄の警察署へ貰いに行ったのに
と思うとまたまた嬉しくなる

新しい免許証を手に取ってみると２６年までの有効期限になっている
74歳までこの免許証を使えるんだ
でも74歳まで生きているかな〜　がんが再発したら終わりだな〜、なんかもったいな気もするな〜
がんが再発しなくても目はだめになっているだろうからこの免許証が最後の免許証になるな〜

そんなことを考えていると手にした免許証が妙に愛おしく思えてきた