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月次定例勉強会
所属している団体(キャリアネットワーク=Cnet)の勉強会が土曜日にあった
午前中は年間スケジュールに従っての勉強会である
既存のキャリア開発プログラムを参考にして、Cnet独自のプログラムの流れと、ツールを開発していくという内容である
今日のテーマは「価値観」であった
キャリア開発では「価値観」をベースに置いて、価値観探しのツールを活用して自分の価値観を見つけさせるというのが一般的流れである
自分の価値観を決め、それに自己理解や職業理解などをからませてキャリアビジョン、キャリアデザイン、そして適職探しなどを行っていく
今まで「あなたの価値観は」、とダイレクトに問いかけると???という反応が返ってくるのが多い
「価値観」という言葉は知ってはいるが、自分の価値観を意識したり、選択の物差しとして活用している人は少ないようである
子供のころから価値観ということについて教育も受けていないし、関心を払ってもらってこなかったからだろうか
いい成績を取って、いい学校、いい会社に入れば幸せな人生が送れるという価値観
それに親の価値観、世間体がからむ
会社に入れば、会社の価値観が優先し、たて出世の価値観で定年まで縛られっぱなし
だから定年になって会社の価値観がなくなり、会社の名前や肩書きがなくなって、本来の自分が問いかけられたときに「何もなし」ということになり勝ち
いわゆる「濡れ落ち葉」予備軍である
キャリアということに関しては個人が重視され、ある程度確立された自我というものが前提になっているアメリカから入ってきている
そのアメリカ的な教科書通りにやってみても日本人にはスッと入っていけないところがあるような気がしてならない
ということで、今回は「価値観」について、どう問いかけて、自分の価値観を発見させるか、ということについて、今まで現場でやってきた体験を基にしての意見交流を行ってみた
そしてその結果を基にして、現場で活用しやすいツール作りをしてみた
身に着けてはいるが気がつかないままでいる価値観を、日常生活の事例のなかから発見させるツールに挑戦してみる
価値観というものに慣れていない人にもすっと入ってきてくれそうな独自の手作りツールができそうである
月次勉強会の集大成は11月の合宿形式の勉強会で行うことになっている
午後からは会場を提供してくれている団体が募集したクライアントのカウンセリングである
当初5名の希望者であったが、来場されたのは4名
今回は全員女性で子連れの主婦もおり、会員の一人が保父担当となった
ひとり50分ずつのカウンセリングであったが後でアンケートを見ると「相談に来て良かった」という感想が多かった
がんをかかえてまもなく70歳になろうとしているのに何で勉強会なの、と自問自答しながら参加している
残された僅かな時間をいわゆる○○三昧の世界で使えばいいのではないかと思ったりもするが、結果はいまのところ勉強会を選択してしまっている
何故だろうか
キャリア開発は人間の成長というものに関する分野であり、新しいことを学習しながら社会に関わっていけるということにやりがいを感じているからだろうか
「キャリアは世直しに通ずる。世直しは余直し」で、帰するところは自分の成長を図るということ
それは生涯学習、生涯発達に通ずること、と考えているからだろうか
カウンセリングを通して今、生きている人に関われること
同じ志を持って一緒に学ぶ仲間との交流も大きなやりがいになっている
老いの最大の敵は、やりがいを失い、孤独に陥ること、であるという
毎月の学習に携わっている間は孤独になるということはなさそうである
暫くは、他のやりたいことを差し置いて勉強会に邁進していきそうである
2009.07.12:Copyright (C)
年だからでなく年がいもなく
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キャリア開発では「価値観」をベースに置いて、価値観探しのツールを活用して自分の価値観を見つけさせるというのが一般的流れである
自分の価値観を決め、それに自己理解や職業理解などをからませてキャリアビジョン、キャリアデザイン、そして適職探しなどを行っていく
今まで「あなたの価値観は」、とダイレクトに問いかけると???という反応が返ってくるのが多い
「価値観」という言葉は知ってはいるが、自分の価値観を意識したり、選択の物差しとして活用している人は少ないようである
子供のころから価値観ということについて教育も受けていないし、関心を払ってもらってこなかったからだろうか
いい成績を取って、いい学校、いい会社に入れば幸せな人生が送れるという価値観
それに親の価値観、世間体がからむ
会社に入れば、会社の価値観が優先し、たて出世の価値観で定年まで縛られっぱなし
だから定年になって会社の価値観がなくなり、会社の名前や肩書きがなくなって、本来の自分が問いかけられたときに「何もなし」ということになり勝ち
いわゆる「濡れ落ち葉」予備軍である
キャリアということに関しては個人が重視され、ある程度確立された自我というものが前提になっているアメリカから入ってきている
そのアメリカ的な教科書通りにやってみても日本人にはスッと入っていけないところがあるような気がしてならない
ということで、今回は「価値観」について、どう問いかけて、自分の価値観を発見させるか、ということについて、今まで現場でやってきた体験を基にしての意見交流を行ってみた
そしてその結果を基にして、現場で活用しやすいツール作りをしてみた
身に着けてはいるが気がつかないままでいる価値観を、日常生活の事例のなかから発見させるツールに挑戦してみる
価値観というものに慣れていない人にもすっと入ってきてくれそうな独自の手作りツールができそうである
月次勉強会の集大成は11月の合宿形式の勉強会で行うことになっている
午後からは会場を提供してくれている団体が募集したクライアントのカウンセリングである
当初5名の希望者であったが、来場されたのは4名
今回は全員女性で子連れの主婦もおり、会員の一人が保父担当となった
ひとり50分ずつのカウンセリングであったが後でアンケートを見ると「相談に来て良かった」という感想が多かった
がんをかかえてまもなく70歳になろうとしているのに何で勉強会なの、と自問自答しながら参加している
残された僅かな時間をいわゆる○○三昧の世界で使えばいいのではないかと思ったりもするが、結果はいまのところ勉強会を選択してしまっている
何故だろうか
キャリア開発は人間の成長というものに関する分野であり、新しいことを学習しながら社会に関わっていけるということにやりがいを感じているからだろうか
「キャリアは世直しに通ずる。世直しは余直し」で、帰するところは自分の成長を図るということ
それは生涯学習、生涯発達に通ずること、と考えているからだろうか
カウンセリングを通して今、生きている人に関われること
同じ志を持って一緒に学ぶ仲間との交流も大きなやりがいになっている
老いの最大の敵は、やりがいを失い、孤独に陥ること、であるという
毎月の学習に携わっている間は孤独になるということはなさそうである
暫くは、他のやりたいことを差し置いて勉強会に邁進していきそうである