やはり遠隔転移であった:生涯学習ノート
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やはり遠隔転移であった
31日のCTと10日のPETの検査結果を聞きに東北大学病院のへ行った
女房が「一緒に行きましょうか」と言ってくれたので一緒に行くことにした
主治医の話を直接聞いておくのも今後のためにいいのではないかと思ったからである
5日に今後の対応のために参考にしたい思いがんに関する本を5冊ほど買って帰った
その中の「いちばん新しい肝・胆・膵がんの本」の次のような一文を発見した
Q「肝臓に転移したときは手遅れですか」
A「原発巣によって異なります。一般的には肝転移は遠隔転移ということで、手がつけられない状態になります。普通、膵臓がんが肝に転移すると、どんな治療しても無駄な抵抗に終わってしまいます。ところが大腸がんの転移に関しては、うまく治療すればかなり良い成績を残すことができます」
大学病院へ行く前の日(6日)厳しい検査結果をいわれるに違いない、少しでもショック状態を和らげるために女房に耐性を作ろうと思い、この文章を女房の前で読み上げてみた
杏林大学の教授の文章であるが、冷たい文章である
腹立たしく思いながら何度も読み直した
採血したあと1時間半も待たされてようやく呼び出しがかかる
開口一番「PETの検査結果、やはり3・5センチの腫瘍でした」
覚悟していたので次の言葉を待つ
「CTとPETの画像からの所見では、この3・5センチの腫瘍一つしか見当たりません。今後もこの腫瘍しか見つからなかったら切除するという方法がありますが、今までの例では手術後に見えなかった小さながんが大きくなってきて、切除してもだめです」と続ける
「6ヶ月間で3・5センチも大きくなるがんは今までに無く、普通は1から1・5センチですね」という
急激に増殖しているがんだとすれば、今後のことを急いで考えなくてはならないということか・・・思いながら次の言葉を待っていると「今後の治療ですが・・・」ときた
その言葉を聞いたとたん、杏林大学の教授の言葉を思いだし、思わずかばんの中に入れておいたその本を取り出して問題の一文を読み出して主治医の前で読み上げてしまった
主治医は苦笑いをしながら「無駄の基準が問題ですね。完全回復と生き延びさせるという基準で無駄という意味が違ってくるのではないでしょうか」という
そんな釈明はどうでもいいと思い「先生!代替医療も考えています。セカンドオピニオンドクターも考えていますのでその際はよろしく」と唐突に言ってしまった
言ってしまった後でまずい!と思ったが引っ込みがつかない
主治医は患者が動揺しているのだと思っていろいろとりなすような発言をしてくれる
主治医に今言うべき言葉ではなかった
杏林大学の教授の一文が言わしめた発言であった
女房にも「突然のことで大変でしたね」と声をかけてくれたので救われたような気持ちになり、次の話に移ることができた
今後の治療方針とスケジュールを決めた
今服用している抗がん剤を1クール続けること
7月1日MRIの検査を行い、その結果を7月5日の外来診察で治療指針に活かすこととした
使用している抗がん剤は20%しか有効率がないということを主治医も明言した
自分のがんが20%に入ってくれることを願う
幸いにして2週間服用した結果、たいした副作用もなく採血検査では異常なしであった
これからは抗がん剤はあてにしないで自然治癒力で直す方向で進むしかない
まずは3・5センチ以上がんの増殖が進まないようにすることと、自力で2年間生き延びてみせるという目標に向かってチャレンジしてみるしかない
2010.06.15:Copyright (C)
年だからでなく年がいもなく
チャレンジあるのみですね\(^o^)/
2年とおっしゃらず、3年、4年・・・
長期目標で行きませんか?
2010.06.15:やまぐち [
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ケース・バイ・ケース
そうでしたか。
本を5冊も!お勉強熱心もほどほどに…。
事例はあくまでも事例にすぎないのですから、たとえ稀なケースだとしても今までに類をみない回復力といきましょう。
2010.06.15:ミーファー [
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書き込みありがとうございます
やまぐちさん、まずがんの増殖を食い止めることにまい進します
それから長期目標かな
ミーハーさん、がんはミステリアスなのだそうです
自然治癒力に期待してやってみますか
2010.06.15:長朗 [
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“がちんこ勝負”でなく“ようこそ”と!
長朗、最終検査結果が出たのですね。何とも動かし難い現実を受け入れるにはさぞかし心の動揺があったことでしょう。奥様も辛かったことでしょうね。覚悟をしていたとはいえ…。
でも、長朗はすごいですね!そのことをすぐブログに投稿したりメールで知らせてくれて、前向きに戦略をたてていらっしゃる。今までもいろいろ心身にいいことをやってきたし、これからも憎きがんめ!と勝負するのではなく、笑って“ようこそ!”と肩を組んで穏やかに退散していただきましょう。慌てず急がずじっくり時間をかけて…。笑いが免疫力を高めますよ!
2010.06.15:おちよ [
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がん賭博
「がちんこ」は相撲業界用語でしょうか
相撲業界は野球賭博の話でもちきりですね
それにならったCnetはがん賭博というのはどうでしょう
1センチ広げたら1万円長朗が1万円支払い、1センチ縮めたら
おちよさんが1万円払うというかけです
1ヶ月以内にという制限つきでどうでしょう
2010.06.16:長朗 [
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ガン賭博に参加
長朗のブログを見るのが怖くなってきましたが、淡々と記述している精神力には、驚きを通り越しています。おちよさんとのがん賭博はあまり褒められませんが、長朗のやる気を引き出すのなら、私も参加しますがどうですか?梅エキスの力も忘れずに借りましょう。
2010.06.17:かんさやく [
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賭け事はラテン系?
かんさ役さん、酒と歌の好きなことで、日本のラテン・秋田=ラテン系ということで先日メールしましたが、賭け事もお好きなのでしょうか?
ラテン系に「賭け事好き」というのがあるのかな?
MRIの検査結果がでて治療方針が決まりましたら自分なりの治療方針を決めたいですね
そのとき改めて仕切り直しをしましょう
2010.06.19:長朗 [
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がん賭博はこんな形では?
長朗が持ちかけてくれたがん賭博にかんさやくさんがのってくれて、こんなふうに楽しく語れることはいいですね。長朗の提案もいいのですが、私の願いはこんなふうです。
少し長くなりますが、日本で先駆的に訪問看護に携わっている山形県寒河江市出身の宮崎和加子さんの講演で、水俣病の看護を一番熱心にやってきた看護師さんががんに罹り、余命3カ月と宣告されたことを知り、宮崎さんはすぐ飛んでいって、「水俣病の看護について書きましょうよ。あなたが残さなかったらあんなに頑張った水俣病の看護は消えてしまうよ。」と。すぐは返事がもらえなかったそうだが、宮崎さんと一緒に書くと言うことで3ヶ月で仕上げることにしたそうだ。大抵1年はかかるところを出版社に無理を言って特急便で…。それはその看護師さんの退職会もしていなかったので、3ヶ月後にその会と本の出版記念を兼ねてすると決めたそうだ。宮崎さんは寝て食べる以外は本の作成に没頭し、九州を往復したそうだ。そして、見事出来上がりみんなを呼んで会を開き、本をお披露目したとのこと。彼女はその間必死で本の作成に心を傾けていたためか余命はどこへやら今も元気だそうだ。
長朗もいろいろな療法を前向きに試みているからがんも飛んでいきそうだが、長朗からいつもたくさんのことを学ばせていただいている身としては形に残してほしいなあと願うのだがどうだろう?
2010.06.23:おちよ [
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いいお話ですね
おちよさん、ありがとうございます
形に残して・・・ですが、中身がありませんよ(笑)
でも毎日の活動のなかで感じることは多くなってきています
それをできるだけ公開・発信していければ、と思っています
まだまだ先はありますから、じっくりとね
昨日同輩から「即今、当処、自己」という言葉を送ってもらいました
一口でいうと今が大事!ということでしょう
今やっていることが、生きている幸せにつながていると、確信しながら一日一日を送っていけるといいですね
今日も東北文教大でのカウンセリングに一所懸命に取り組んできま〜す
がん1センチ縮小!を自分で自分に賭けていますよ
2010.06.23:長朗 [
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主治医の話を直接聞いておくのも今後のためにいいのではないかと思ったからである
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その中の「いちばん新しい肝・胆・膵がんの本」の次のような一文を発見した
Q「肝臓に転移したときは手遅れですか」
A「原発巣によって異なります。一般的には肝転移は遠隔転移ということで、手がつけられない状態になります。普通、膵臓がんが肝に転移すると、どんな治療しても無駄な抵抗に終わってしまいます。ところが大腸がんの転移に関しては、うまく治療すればかなり良い成績を残すことができます」
大学病院へ行く前の日(6日)厳しい検査結果をいわれるに違いない、少しでもショック状態を和らげるために女房に耐性を作ろうと思い、この文章を女房の前で読み上げてみた
杏林大学の教授の文章であるが、冷たい文章である
腹立たしく思いながら何度も読み直した
採血したあと1時間半も待たされてようやく呼び出しがかかる
開口一番「PETの検査結果、やはり3・5センチの腫瘍でした」
覚悟していたので次の言葉を待つ
「CTとPETの画像からの所見では、この3・5センチの腫瘍一つしか見当たりません。今後もこの腫瘍しか見つからなかったら切除するという方法がありますが、今までの例では手術後に見えなかった小さながんが大きくなってきて、切除してもだめです」と続ける
「6ヶ月間で3・5センチも大きくなるがんは今までに無く、普通は1から1・5センチですね」という
急激に増殖しているがんだとすれば、今後のことを急いで考えなくてはならないということか・・・思いながら次の言葉を待っていると「今後の治療ですが・・・」ときた
その言葉を聞いたとたん、杏林大学の教授の言葉を思いだし、思わずかばんの中に入れておいたその本を取り出して問題の一文を読み出して主治医の前で読み上げてしまった
主治医は苦笑いをしながら「無駄の基準が問題ですね。完全回復と生き延びさせるという基準で無駄という意味が違ってくるのではないでしょうか」という
そんな釈明はどうでもいいと思い「先生!代替医療も考えています。セカンドオピニオンドクターも考えていますのでその際はよろしく」と唐突に言ってしまった
言ってしまった後でまずい!と思ったが引っ込みがつかない
主治医は患者が動揺しているのだと思っていろいろとりなすような発言をしてくれる
主治医に今言うべき言葉ではなかった
杏林大学の教授の一文が言わしめた発言であった
女房にも「突然のことで大変でしたね」と声をかけてくれたので救われたような気持ちになり、次の話に移ることができた
今後の治療方針とスケジュールを決めた
今服用している抗がん剤を1クール続けること
7月1日MRIの検査を行い、その結果を7月5日の外来診察で治療指針に活かすこととした
使用している抗がん剤は20%しか有効率がないということを主治医も明言した
自分のがんが20%に入ってくれることを願う
幸いにして2週間服用した結果、たいした副作用もなく採血検査では異常なしであった
これからは抗がん剤はあてにしないで自然治癒力で直す方向で進むしかない
まずは3・5センチ以上がんの増殖が進まないようにすることと、自力で2年間生き延びてみせるという目標に向かってチャレンジしてみるしかない