初めての古本屋:生涯学習ノート
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初めての古本屋
2011.02.25:Copyright (C) 年だからでなく年がいもなく
すごい量!長朗の歴史ですね。
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町中でよく見かける「Book Off」へ本を運んでみた
古くからの本を整理することにし、年末から正月にかけて選別とダンボール詰めを始めた
思い始めたきっかけは今はやりの「断捨離」的な狙いもあるが、重たくてかさばる本の存在が気になっていたのである
世界文学全集と美術全集と映画のパンフレットがその代表である
美術全集は幸いにして正月に来た中2になる孫に引き取ってもらうことにした
世界文学全集は大学時代に買い求めたもので豪華な装丁がしっかりしている
飾りにはなるがいまさらチェーホフ、ドフトェスキーでもあるまい、と思って処分することとした
迷ったのは映画のパンフレットである
1990年代から2010年代くらいまで映画を観るたびに買い求めたパンフレットが300冊近くある
好きな人にあげるか大学の映画愛好会に寄贈すると思ったりしていたが、めんどうくさくなってしまった
思い切ってリサイクル業者に託するか古本屋へ売ることとした
小説や映画の本のほか、キャリアやカウンセリングに関する本は多少残すこととし、それ以外は全部段ボールに詰め込んだ
本とパンフレットでダンボール50箱以上になった
手伝いに来てくれた息子と一緒に車に積んで運んだ
映画のパンフレットを引き取ってくれるかどうかわからないので、とりあえず本だけを運ぶこととした
「Book Off」についてみると、本を持参したお客さん専用の駐車場が店の入り口にある
そこからベルを押すと店員が運搬具を持参して出てくる仕組みになっている
真っ先に、出てきた店員に「映画のパンフレットを引き取ってくれますか」と聞いてみたら「引き取ります」というではないか
運んだ本を降ろしたままパンフレットを取りに自宅へ引き返す
パンフレットもダンボールで20箱くらいになる
普通は持ち込んだ本をマニュアルに従ってすぐに店員が値段をつけて購入金を計算するらしいが、「計算するのに1時間ください」という
持ち込んだ量が多すぎてすぐには計算できないようである
それはそうだろうなと思い1度家に引き返して電話を待つこととした
3時たっても電話はこない
出かけてみることとした
「Book Off」のカウンターの前は3時間前に持参した本でいっぱいに並べられている
2人の店員が汗みずくでまだ査定している最中である
4、5分待っているとようやく終わったようである
店員が汗を額に浮かべながら突然のように「全部で14800円です!」という
びっくりした
息子とは、「売れず筋でない本が多いのだから2000円にでもなればいいね」と話していたのだ
予想外の値段であった
見積もり書のようなものを見せてくれたが合計金額だけで十分で、細かい計算書を見る気はしない
何気なしに「パンフは1冊いくらですかと」聞いてみたら、10円ですという
リサイクル業者に回して捨てるよりは買い手がついて読んでもらえればそれはそれでいいかなと妙な満足感を覚える
1日かがりの古本の処理であった
帰ってみるとダンボールで埋まっていた部屋ももとのように広くなり、本棚もすっきりとして余裕が生まれた
本棚の中の重量も軽くなって地震がきても本の重みでつぶされることも無さそうだ
残した小説類は読み始めても10年は持ちそうである
これから好きな本を読み始めようと思った
14800円は息子たちとの旅行の積立金にまわすこととした