日本以外の節分の風習をまとめてみました:やまがた花回廊

おきたま花回廊
日本以外の節分の風習をまとめてみました
今日はは「節分(せつぶん)」ですね。節分とは本来、「季節を分ける」つまり季節が移り変わる節日を指し、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日に、1年に4回あったものでした。ところが、日本では立春は1年のはじまりとして、とくに尊ばれたため、次第に節分といえば春の節分のみを指すようになっていったようです。
立春を1年のはじまりである新年と考えれば、節分は大晦日(おおみそか)にあたります。平安時代の宮中では、大晦日に陰陽師らによって旧年の厄や災難を祓い清める「追儺(ついな)」の行事が行われていました。室町時代以降は豆をまいて悪鬼を追い出す行事へと発展し、民間にも定着していきました。

実は、この節分。日本だけではないんです。外国では、どのようにして行われているかまとめてみました。節分=厄払いとして捉えてください。

【スペイン】
男性は24歳と44歳。女性は14歳と34歳。
厄払いの方法は親戚や友人など、大勢が見守る中で、厄年の年齢の数の馬の肉片を見守られながら食べる。 その後は、一昼夜に渡って歌ったり、踊り明かしたりするようです。

【トルコ】
男性は23歳、43歳、63歳。
女性は13歳、33歳、53歳。
厄払いの方法は、等身大の泥でできた人形を友人や親戚で作り、原色の服を着せて水に流す。
このとき必ず厄年の本人は、家にいなければいけないとされている。

【イギリス】
男性は年齢に4がつく年。
女性は年齢に7がつく年とされている。
厄払いの方法は、厄年の数だけ木の実を集め、外気に3日3晩さらしたあとに、近所の庭先で木の実を焼く。

【エジプト】
男女の区別なく4歳から4年ごとに厄年が訪れる。
50代まで続く。
厄払いの方法は、近隣の老人から布地をもらい歩き、その布地を継ぎ足して身に付ける。

【中国】
自分の生まれた干支が厄年になるため、12年に1度、厄年が巡ってくる。
厄払いの方法は「金色や赤いものを身に付けること」。
厄年を迎えた年男、年女は、春節から1週間は、赤い服を着て過ごし、家から出ないようにする風習もある。

【ロシア】
男女とも9歳から79歳までの9のつく年が厄年。
厄年の人は老若男女問わず馬に乗り、村人たちが歌いはやす中で落馬する。
「落馬=厄落とし」の意味らしい。

【ドイツ】
女性は9歳から59歳までの9のつく年、男性は4歳から64歳までの4のつく年が厄年。
厄落としのために小さな紙人形を年の数だけ作り、それを泥の中に立てていく。
そして、村総出でお祭り騒ぎをしながら、いつの間にか紙人形がなくなってしまうようにする。

【ブラジル】
大厄の時に「厄年の人に家族友人がパーティーを開き」、後厄の時に「厄年の人が去年パーティーをしてくれた人にお返しパーティーを開く」という風習がある。

【フランス】
男性は8のつく年。
厄落としには木の皮を使って、男性が帽子を作る。
それから、男性はその帽子を自分の厄年の数の人にかぶってもらい、その帽子を隣近所の大勢の人が見守る中で焼く。

【日本】
日本では「鬼は外、福は内」と言いながらながら、豆をまく節分。その年の家庭の厄を追い払いながら福を呼びます。豆まきは一般的に、一家の主人あるいは「年男」(その年の干支生まれの人)が豆をまくものとされていますが、家庭によっては家族全員で、というところも多いようです。家族は自分の数え年の数だけ豆を食べると病気にならず健康でいられると言われています。

 ただ、豆まきに使う豆は炒った豆でなくてはなりません。なぜなら、生の豆を使うと拾い忘れた豆から芽が出てしまうと縁起が悪いからです。「炒る」は「射る」にも通じ、また、鬼や大豆は陰陽五行説(「木」「火」「土」「金」「水」の五行)の「金」にあたり、この「金」の作用を滅するといわれる「火」で大豆を炒ることで、鬼を封じ込めるという意味があります。そして最後は、豆を人間が食べてしまうことにより、鬼を退治した、ということになるわけです。

「恵方巻」は、目を閉じて願い事を思い浮かべながら恵方に向かい一本丸ごと無言で食べると願い事が叶うとされています。
切らずに食べきることが「縁をきらない」につながるそうで、具材も本来は七福神七にちなみ、かんぴょう・きゅうり・だて巻き・うなぎなど七種類を使い、福を巻き込むという願いが込められています。

今年の恵方は南南東ですよ!



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