獅子舞始まる・・白鷹町:長井市観光ポータルサイト|特派員
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獅子舞始まる・・白鷹町
2016.04.30:Copyright (C) 獅子宿燻亭5
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午後一時半から獅子舞が獅子舞が渡行。寺院の側の蔵の一部が秋葉大権現に改造されている。
白鷹町で時々見かける様式である。
こちらの獅子頭は二頭あり、現在使用しているのは長井市九野本の竹田吉四郎の作。
幕が付いて中まで覗けなかったが、後日拝見する事を御願いした。
稽古獅子と呼ばれる右手の古い方の獅子頭は詳細不明であるが、長谷部吉之助の可能性が
あるのではないかと考える。
現役総代の齢90の古老の話でも、勧進代の作者だと記憶していると聞く。
八乙女八幡を中心として、
荒砥の新町秋葉大権現、出来町金比羅神社、仲町深山神社、仲町滝本稲荷神社の計五社の獅子
頭の形が共通しているので荒砥グループと命名した。いま制作している貝生の大里神社も仲間
入りするだろう。
稽古獅子の内部を赤外線カメラで撮影した発見はなかった。
あとは獅子頭の奉納札が残っていたらラッキーである。
道中の獅子舞の所作で興味深い動作があった。獅子頭を上に向けて建物の屋根を凝視
するような所作があった。獅子舞ではテンコ向くと言って顎を上げるのを避けるのだが
あえてそうした動きをしているようである。
山口地区の佐野、稲荷神社でもお祭りだった。
こちらは白鷹では珍しい事に、総宮系の獅子頭を用いた獅子舞いである。
宮司も南陽市ので、獅子舞いは明治26年勧進代総宮から習ったとあり広域的だ。
獅子頭は二頭あり、古い方は小関久蔵の作で、今使用しているのは昭和60年長谷部
健吉氏の作とある。
荒れ模様の中の獅子舞で、急ぎ足・・慣れない道で獅子を探すがナカナカ見つからず
ようやく遭遇した頃には暗くなってしまった。
新緑まだ早い山里の小振りの社殿が、鄙びた風情を描いていた。