実習で最も印象に残ったこと:山辺専攻科13期生

山辺専攻科13期生
実習で最も印象に残ったこと

実習を通して印象に残っているのは2つあります。

まず、ある患者さんとの出会いです。その人を受け持ったわけではありませんが、実習最終日の数分関わらせていただきました。その患者さんは気管切開をした方で話すことはできませんでした。ブラックボードでのコミュニケーションで、吸引は自分でできる自立した方です。患者さんは、初めて会ったにもかかわらず優しくて笑顔な印象でした。しかし、後の看護師さんの話では「あんな笑顔初めて見た」とのことでした。何か特別な報告をしたわけでもない、いつものバイタルサインでしたがなぜ、あんなに笑顔でいてくださったのか疑問とともに喜びを感じ、とても印象に残りました。

次に、自分の知識の浅はかさを実感したことです。患者の疾患・生活習慣・過去の疾患は繋がっていることが多く、すべてを結び付け理解するには患者の特徴・すべての疾患の理解が必要とされます。しかし私は、疾患を理解することにも時間を要し、理解しても曖昧で勘違いにつながり、聞かれると答えられないことが何十回もありました。わからないけど多分こうじゃない?で終わるのではなく、どんなことにも「なぜ?」と疑問を持ち、深めていくことが大切なんだと実感しました。

このふたつが何より印象に残り、思い出となりました。


2017.12.08:Copyright (C) purple
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